《専門薬剤師》HIV感染症専門薬剤師の役割

HIV感染症専門薬剤師の重要性とは

日本は先進国の中で

唯一HIV患者の増加がある国です。

HIV検査を受ける人が減少していることからもわかるように

日本はHIVやエイズに対する社会全般の関心が

とても低下していますが、実際ではHIV感染者は増加傾向にあるのです。

 

HIVに関する医療は、HIV治療薬の進歩により増々発展し

しっかりと適格な薬物療法を行えば

疾患の症状をコントロールすることも可能です。

 

しかし、HIVに関しては、長期間にわたって

治療薬を服用しなければいけない為

適切な服薬方法を行わないと

様々な副作用が起こったり

耐性ウイルスがまた出現することもあります。

 

そうなりますと治療効果が下がるだけではなく

他への感染の拡大にもつながってしまう恐れがある為

服薬管理をしっかり行う事のできる

専門性をもった薬剤師の存在が、大切になります。

 

このような特殊性の感染症である

HIV感染症に対応する事のできる薬剤師を養成するために

日本病院薬剤師会によって

HIV感染症薬物療法認定薬剤師”、HIV感染症専門薬剤師制度

が設立されたのです。

 

抗HIV薬の場合は、薬の使用の認可までの時期が短期な為

発売後に服用してから見つかる副作用もあります。

 

そのような副作用などの情報を素早く

関係者に情報提供すると共に

更に治療に反映させていくことが必要になるのです。

 

HIV感染症は現在では治癒できない疾患にあたるため

罹患した患者は生涯にわたって服薬をしなければなりません。

このような患者への服薬支援は必要不可欠です。

 

また、これから日本では、在宅に移行する患者も

増加するとされており、保険薬局などの薬剤師であっても

HIV感染症の薬物療法の

知識と技術持っている薬剤師の役割が

期待される時代となっていきます。

 

HIV感染症専門薬剤師って??

前述したように、薬剤師の中でも

専門的にHIV感染症に関して勉強している薬剤師の人がいます。

HIV感染症専門薬剤師

HIV感染症薬物療法認定薬剤師です。

 

HIV専門薬剤師は

平成25年4月の時点で20人が認定されております。

HIV感染症薬物療法認定薬剤師は

平成25年10月の時点で71人

これらの薬剤師は全国各地の、HIV、エイズ診療拠点病院で

医師、看護師と共に医療チームの一員として活躍しています。

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HIV感染症薬物療法認定薬剤師になる為には

HIV感染症薬物療法認定薬剤師としての認定を受けるには

以下の項目を全部満たした上で

認定試験を受ける事ができます。

そこで合格した者は

HIV感染症薬物療法認定薬剤師の資格を取得する事ができます。

 

・薬剤師免許を所持し、薬剤師として有能な見識を備えていること。

・薬剤師として実務経験5年以上である事。且つ、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、日本日本保険薬局協会、女性薬剤師会のいずれかの会員である。

・日本医療薬学会、日本エイズ学会、日本臨床薬理学会、日本薬学会の中のいずれかの会員であること。

・日本医療薬学会認定薬剤師、日病薬病院薬学認定薬剤師のいずれかの認定をすでに受けている者。

・申請時に病院または診療所、保険薬局に実際勤務していて、HIV感染症患者に対する指導に連続して3年以上従事していること(証明必須)。

・日本病院薬剤師会が認定している研修施設で、HIV感染症関連の実技研修を計16時間以上履修している。または、研修施設にてHIV感染症患者に対する指導を3年以上従事している者。

・日本病院薬剤師会指定のHIV感染症領域の講習会などにおき、所定の単位(10時間で5単位)以上履修している者。

・HIV感染症患者に対する指導実績が今までに30症例以上ある者。

・病院長あるいは、施設長等の医師の推薦があること。

 

なぜ専門薬剤師が必要か

HIV感染症という疾患は、症状が様々で

HIVの感染の時期により様々な症状がでます。

表に現れる症状だけではなく

血液検査などでしか発見する事ができない体内の変化もあります。

 

そして、やはり長期にわたる服薬が必要となります。

そのような症状の変化や、長期にわたる

薬物療法に伴う副作用などに対応し

個々に薬の変更をしていくことが重要となります。

 

また、患者が長期にわたりHIV、エイズと共に生活していくには

ライフスタイルに合わせた薬の変更などの必要もあるます。

 

例をあげると、女性ならば妊娠の可能性もあります。

新しい薬や治療法なども日々研究され開発されており

そのスピードに対応していくためには

専門的な勉強と経験経験が必要不可欠です。

 

専門薬剤師はHIV、エイズの患者をサポートする一員です

この疾患は周囲の人に非常に相談しにくいものです。

患者は

長期にわたる服用が大変だし辛い。

他の人に感染させるのではないか。

医療費が高額である。

罹患した患者に心配、不安は尽きないのです。

抗HIV薬は、他の薬との飲み合わせが難しい事が多いので

飲用後の副作用の発現率も高い上に

重症になるケースが多くあります。

 

専門薬剤師は、HIV、エイズの病気の知識が沢山あり

抗HIV薬はもちろんの事飲み合わせなどの面で

他の薬のことも詳しく、HIV、エイズの方との関わりの経験も豊富ですので

医師、看護師と共に医療チームの一員として

あらゆる面で相談にのってくれる重要な存在となるのです。

 

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