スポーツファーマシストとしての薬剤師の活躍の場

公認スポーツファーマシストとは?

公認スポーツファーマシスト」とは、最新の薬物防止規則について

正しい情報と豊富な知識を有し、

競技者を含むスポーツファン等に対して薬の正しい使い方を指導し、

薬についての健康教育等の普及および啓発を行い、

スポーツにおいては薬物乱用を禁止することを目的としています。

 

スポーツファーマシストになる為には、薬剤師の資格を持っており、

所定の課程を収めることで「(公財)日本アンチ・ドーピング機構」によって

認定される資格制度となっています。

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スポーツファーマシストに寄せられる期待

薬剤師という職業は、薬剤に関する専門性の高いスキルを持つ

専門職であるというだけではなく、

調剤薬局病院ドラッグストア等の医療現場にあっては

患者さんに親しい立場にある環境に身を置き、

また、学校薬剤師として薬物乱用防止教室を実施するなど、

教育においても重要な役割を持った資格です。

 

「アンチ・ドーピング活動」にあっては競技の公平性を保つという

役割のみに留まらず、

スポーツという観点から青少年に対する煙草や麻薬といったドラッグの誘惑に対する

防止といった健康、情操教育といった意味合いでも、

スポーツファーマシストの存在は必要不可欠と言えるでしょう。

 

スポーツファーマシストの今後の課題

2013年4月度の調査では日本国内の公認スポーツファーマシストの人数は

5813名とされていましたが、

実際に活動を行っているスポーツファーマシストは中でも

ごく少数に限られます。

 

原因の一つとしては、第一に情報不足が挙げられるでしょう。

 

禁止物質であることが明確に表記されていない医薬品については、

詳しいことがわからないというケースもあります。

 

例えば、どのようなレベルの作用から禁止対象となるのか、

明確ではないという問題点が存在します。

 

禁止物質には該当しない『カフェイン』と『テオフィリン』では、

どちらも興奮作用と利尿作用を有しています。

 

つまり、薬剤師でなければわからない問題が、

むしろ薬剤師を悩ませる原因となっているのです。

 

であれば、全ての医薬品を精査すればいいと考える人もいるかもしれませんが、

むしろ使用可能となった薬物の乱用を推進してしまう恐れがあります。

 

スポーツファーマシストの認知度について

また、スポーツファーマシストの「認知」状況についても、

芳しいとは言えません。

 

2012年東京都の「江戸川区薬剤師会」が実施した

国体の来場者を対象としたアンケートでは、

8割以上の人が「スポーツファーマシストの存在を知らない」という結果です。

 

加えて、スポーツファーマシストの活動費用についても、

基本的には補助が出ることはありません。

 

スポーツの現場にあっても、スポーツファーマシストの存在・必要性は

未だ理解されていない状況です。

 

これからのスポーツファーマシスト

薬剤師になる 薬剤師 収入

このような環境に身を置かれたスポーツファーマシストの今後は、

選手等からの相談に対して、専門性を活かした

医薬品の禁止物質含有の判断は勿論のこと、

教育・予防に重きが置かれることになるでしょう。

 

今後は積極的に主催者ないしチームと連携し、薬物乱用防止の講演会や、

チーム医療キット内における禁止物質の判断等が

スポーツファーマシストの活躍の場になることが考えられます。

 

このような活動から、スポーツファーマシストの必要性を

スポーツの現場に認知・活用してもらうことで、

徐々に活動する為の力を得ていくことが肝心となるでしょう。

 

薬剤師の活躍するフィールドが拡大されていく中にあって、

スポーツファーマシストの存在は絶好の機会と言えます。

 

声高らかに連携して解決策を講じていくことが、

今後のスポーツファーマシストには必要となります。

 

スポーツファーマシストの活躍の機会はまだまだ少なく、

世界中を見渡しても日本以外には類を見ない、

薬剤のプロフェッショナルの観点から見たドーピング防止策です。

 

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