がんチーム医療にかかわる薬剤師

 

日本人の3人に1人が、癌で

亡くなっていると言われる時代が今です。

 

しかし、医学の進歩で、早期発見し

適切な治療を受ける事ができれば、

そのほとんどの癌が完治する時代でもあるのです。

それ程に、がん治療に対する

関心は高くなっているのです。

 

 

がんの治療には様々な治療法がありますが

薬剤師も「癌」の治療という分野で関わりをもっています。

薬剤師の仕事と聞くと、薬局やドラッグストアで

薬をくれる人というイメージが強くなりますが

薬剤師とひとくくりにしても実際には

色々な分野や様々な場所で活躍しています。

 

一般の方に多く関わりのある薬剤師は

調剤薬局の薬剤師と病院薬剤師と二つにわかれます。

 

病院薬剤師の業務内容の中の一つに

薬の情報を管理するという仕事があります。
例えば、癌の手術を行う場合に

手術前には服用する事を中止しないといけない薬があります。

 

万が一薬を中止せずに手術を行うと

手術がうまく進まなくなるなどの様々な問題が起こります。
手術を受ける患者さんが、沢山の薬を服用している場合などは

その薬の中からどの薬を何日前に

中止しないといけないのかなどの

専門的な情報提供を行っています。

 

また、手術を受ける患者さんの一部には

静脈中に血液の凝固があり、手術後に

その血のかたまりが血液の流れにのって肺で血栓となるなど

危険な状態になる可能性もあります。

 

リスクが高い患者に対しては、手術後に

予防薬として薬を投与する場合があります。

 

 

これらの薬の中には、腎臓機能により

薬の量を調整する必要があるものもあり

薬の量を医師にアドバイスや提案を行います。

 

さらに、術後の痛み、術後の感染症予防などに

薬を使用する場合には、安全に

使う事ができるよう医師にアドバイスを行っています。

 

 

最近は、新たな抗がん剤が続々と開発されたことや

治療法の開発など、がん治療のレベルが日々高度になっています。
抗がん剤と化学療法を組み合わせて行うことが多いので

非常に複雑になっていて、抗がん剤の過剰投与、誤投薬などの

医療事故や危険なレベルの副作用が

発生するなどの危険性が高くなっております。

 

患者さんが安心で安全に治療を受けることができるように

病院では様々な専門的知識をもったスタッフが

関わり合い連携をとる事で安全性を高めています。

薬剤師 調剤 服薬指導

 

病院で勤務する薬剤師は、入院患者や外来で使用する

抗がん剤投与のスケジュールを管理する仕事もしています。

 

医師によりどのような投与スケジュールで

治療を進めるのかを決定し、そのスケジュールを

元に薬剤師がきちんと予定どおりに投与が行われ

投与量に間違いがないかなどを

確認を行った上で、薬の調製を行っていきます。

 

 

調剤薬局で勤務する薬剤師のイメージは

医師が決定して発行する処方箋を元として

薬を調剤(調合や調製)して患者に渡す仕事だと思います。

 

調剤薬局の薬剤師の仕事は実際には

処方箋により薬を調剤して、お渡しするに限らず

複数の病院、診療所で処方された薬との

飲み合わせをチェックや重複チェックを行い

さらには、薬物治療について患者さんの相談者となって

服用状況の管理や副作用についての相談や対応

市販薬やサプリメントのアドバイス

健康食品の相談や説明を行っています。

 

何か気になることや薬について心配ごとがあれば

気軽に相談できる存在が調剤薬局の薬剤師です。

 

近年の抗がん剤治療法の一つとして

注射薬は病院で行い、飲み薬は自宅治療

といった治療法が多く行われています。

 

全国のおおよそ半数の病院で

注射治療は外来で、内服は院外処方箋の

発行により自宅で管理している状況です。

 

ここで治療にあたって活躍するのが、調剤薬局の薬剤師です。
抗がん剤の服用状況の管理、副作用チェックや

様々な対処法の相談などの仕事をしています。
がん治療中は免疫が低下しているため風邪をひいたり

下痢をしたりと様々な病気が発症する可能性もありますので

その時の対処法を相談することも可能となります。

 

がんが発見されると、手術、抗がん剤の化学療法や

放射線治療、緩和ケアなどあらゆる治療を行っていきます。

 

治療の選択は、患者さんと医師が

お互いに納得したうえで治療が進められます。
治療方針が決定すると、それに基づき

治療が進められていきますがその治療の多くには

薬が欠かせない存在となります。

 

その薬が関わる治療の安全を

守る責任のある仕事をしているのが薬剤師です。
その責任は病院で働く薬剤師と

調剤薬局で働く薬剤師に区別は一切ありません。

 

 

近年はチーム医療が医療現場で主流となっています。
様々な専門職の医療スタッフが連携し

それぞれの専門知識うえで

治療を支えていくことが最重要になっています。

 

 

今後、団塊の世代が高齢になって行く時代で

超高齢化社会は避ける事はできません。
その時代には、在宅治療を受けることのできる

医療体制整備が国の方針として行われていて

その体制整備が今急がれている状態です。

 

各地域では医師や訪問看護師やケースワーカーと共に

薬剤師の活躍も期待されています。

薬剤師は、臨床現場に必要不可欠であり

在宅、介護分野にも進出しているのです。

 


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