車検の実態 法令点検は本当に点検しているのか?

車検・法令点検では点検しているのか?

東京トヨペットからマークⅡを購入した自動車ユーザーの話を紹介しましょう。

毎回法令点検実施の案内ハガキに促されてサービス工場に愛車を入庫している(ディーラーにとってはおいしい)真面目なユーザーです。

ある時、自動車で出かける用事ができた為、愛車のキーをひねるのですが、エンジンがうんともすんとも反応しません。

前日に法令点検を済ませた矢先のことです。

これはおかしい、とホーンボタンを押してみると、やはり全くの無音。

当然、ライトも点灯しません。

バッテリー上がりの症状です。

念の為点検記録簿をチェックしてみたところ、バッテリー液量のチェック欄にはレ印がしっかりと付けられています。

ですが、ボンネットを開けてバッテリーを覗いてみると、バッテリー液量は下限ラインを下回っています。

ほとんどカラに近い状況です。

穴が空いているわけでもなく、わずか1日でバッテリー液がなくなるはずがありません。

つまり、点検を行っていないのに、あたかも点検したかのように記録がなされていたのです。

入庫のタイミングではエンジンは問題なく始動していたのですから、その時点でバッテリー液の補充を行っていれば、何の問題も起こらなかったのです。

 

ディーラーが責任のバッテリー上がりは新品と交換させる

多忙を理由としてずさんな点検を行ったこの東京トヨペットは、「すみません、バッテリーをスロー充電するので、一日預からせてください」と言ってきました。

急速充電はバッテリーに負担がかかりますから、スロー充電と言うあたりは、一見親切な対応に見えますが、騙されてはいけません。

自分の落ち度にも関わらず、代車を用意することもなく、一日自動車を預けろとは図々しいにもほどがあります。

一度上がってしまったバッテリーは、どんなに充電しても100%元の状態には戻りません。

本来バッテリーは消耗品であり、どんなに大事に使っていても3~4年で交換時期となります。

それを充電のみで免罪符としようからには、泥棒にも等しい行為と言えるでしょう。

私はここで、断固として、新品のバッテリーへの交換を要求することを助言しました。

責任者である工場長ははじめ躊躇ったようですが、2、3日後交換に応じました。

当たり前です。