「保育士」と「保母」の違いとは?

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保育士と保母について

①「保母」は保育士のルーツ

保母」という言葉は、

現在でも「保育士」を指すものとして一般的に使われていますが、

かつて保育士は女性の仕事であったので

「保母」と呼ばれ長く親しまれてきました。

「保母」は昭和23年に誕生した資格で、

その時

「児童福祉施設で児童の保育に従事する女子を保母という」

と定義づけされました。

児童福祉施設」とは、

児童福祉法に基づく児童や妊産婦の福祉を測るための施設で、

保育所もこれに含まれます。

そのため「保母」資格は長い間女性に限定され、

男性の保育者が法的に認められたのは昭和52年のことでした。

とはいえ、

それは男性が「保母」資格を取ることができるようになったというだけで、

「保父」という呼称も単に通称に過ぎませんでした。

そんな状況が変わったのは

平成10年の児童福祉法改正の時で、

これを機に「保母」から男女共通の名称である

「保育士」が正式名称になりました。

但し、

この時の「保育士」は実質的には「保母」と同じで、

現在の「保育士」とは

立場や役割が大きく異なっていました。

保育士 アスカ

②現在の「保育士」と「保母」の違い

「保母」は法に定められた資格でしたが、

児童福祉法を運用するための政令である

「児童福祉法施行令」に規定された

「任用資格」という種類のものでした。

任用資格とは、

その資格を必要とする職場にいる間のみ有効な公的資格を指します。

これは「保育士」に名称が統一されてからも続いていましたが、

平成13年11月30日に児童福祉法が改正され、

平成15年11月29日に施行されることで

「保育士」は児童福祉法に規定された国家資格となりました。

この改正は、

(1)保育士でない者が保育士を名乗って

その社会的信用を失わせていること、

(2)地域の子育て支援を行なう専門職として

保育士の重要性が高まっていることを背景にして行われました。

そのため、

(1)を防ぐ目的で保育士は都道府県知事への登録が義務づけられ、

保育士でない者が保育士を名乗ったり、

まぎらわしい名称を名乗ってはならないという規定(名峰独占規定)や、

保育士として知り得た人の秘密を守る義務(守秘義務)や、

保育士の信用を貶める行為の禁止などが規定され罰則も設けられました。

なお、

まぎらわしい名称として保母保父保育司などが該当するため、

結果「保母=保育士」ということになります。

しかし、

現在の保育士の定義は

「登録を受け、保育士の名称を用いて専門的知識及び技術をもって、

児童の保育及び児童の保護者に対して

保育に関する指導を行なうことを業とする者」

というもので、

児童の保育だけでなく保護者に対して保育に関する指導をするのも

仕事のひとつになっています。

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